店舗を訪れるお客様の滞在時間が長くなると大抵のお店では売り上げが伸びます。統計的にも証明されていて、殆どのお店では如何にしてお客様に長くお店に滞在して頂くか様々な戦略を練っていることでしょう。
すっと入れて何処に何があるか分かりやすいという事は悪い事ではありません。但し、入り易く分かり易く興味のある商品の元に辿り着くという事は、商品レイアウトや店内動線が単純で効率が良すぎるという事を意味しているかもしれません。こうしたお店ではお客様の滞在時間は短くなる傾向になるでしょう。
お客様は目的の商品にまっしぐら。Aという商品に辿り着くまでにはそれ以外にも魅力ある商品は沢山あるはずです。折角店内に誘導できたお客様には他の商品にも気付いて頂いた方が良いに決まっています。例えば什器の配置に工夫をして間隔を一定にしないとか、店内動線を什器を置いて敢えて方向を変えさせるなどレイアウト自体のリズムを崩してお客様の店内を歩く速度を落とさせる工夫が必要です。リズムを崩す事で様々な商品に自然と目がいく事に繋がり、結果滞在時間を伸ばす事につながるでしょう。
店舗の平均滞在時間がを定量的に測定する事で効果を判定しながら様々な取り組みを行う事が重要です。