単純な原理ではありますが、滞在時間が増えれば購買の機会は同様に増えていきます。 時代は変わっても普遍的な人間の消費行動の一つのパターンです。 当然ながら店舗の場所や属性、来店される人の属性や目的、年齢層や時間帯、更には天候や個人かグループか、など様々な複合的な要因により傾向は異なりますが、平均値を取る事で一定した指標となります。
同じ大きさの日用品スーパーAとBがあったとします。 商品の品揃えも同じ価格も同じだとします。 立地も変わらなければほぼ同じような数のお客様が来店されるはずです。 ここでスーパーAでは店内のPOPを工夫して商品の説明を分かり易く訴えかけ、更に試食コーナーを設けるなどお客様の足を留める努力を行ったとします。 果たしてA店の平均滞在時間がB点よりも3分伸びたと仮定すると売上金額もA店の方がB店よりも大きくなる傾向になるはずです。
100円ショップでは顧客の平均滞在時間を1分増やす努力を常に行っています。