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“ついで買い”はどうして起こる?脳科学から見る買い物の不思議 2025.04.18

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「買うつもりなかったのに、つい手に取っちゃった…」そんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか。
私も目的買いで入店したつもりが、気が付いたらいろいろなものを手に取てしまっている、、なんてことはしょっちゅうです、、、!!

この“ついで買い”は、ただの気まぐれではなく、脳の仕組みや店舗の工夫が大きく関係しているそうです。
この記事では、ついで買いが起きるメカニズムを脳科学の視点から紐解きつつ、店舗運営にも役立つヒントをご紹介いたします♪

報酬系が働く!買い物中の脳の動き
人間の脳には「報酬系」と呼ばれる領域があります。これは、何か快楽や達成感を得ると活性化し、ドーパミンという物質が分泌されます。
買い物はまさに「報酬」を得る行動のひとつ。欲しいものを見つけたとき、値引きを発見したとき、新商品に出会ったとき——そのたびに報酬系が反応し、気分が高揚します。
この状態にあると、脳は「もっと得をしたい」「もう少し見たい」といった欲求を強めるため、予定外の購買行動が発生しやすくなるのです。

“ついで買い”はどこで起きる?
ついで買いが特に起こりやすいのは、以下のようなシチュエーションです:
•レジ横のスナック菓子やガム
•ディスカウントコーナー
•陳列棚の“目線の高さ”や“曲がり角”
•「まとめ買いでお得」のPOP表示
これは偶然ではなく、すべて**人間の脳のクセに基づいた“仕掛け”**です。

クロスMD(クロスマーチャンダイジング)との相性◎
クロスMDとは、異なるカテゴリの商品を一緒に陳列し、「一緒に使うイメージ」や「生活シーン」を想起させる陳列手法です。
たとえば:
•パスタの棚に、となりにソースとワインを陳列
•お弁当コーナーに、冷たいお茶と割り箸を一緒に
•化粧水の隣に、コットンやポーチを置く
これは、脳に「これも必要かも」と連想的な購買意欲を生ませる効果があります。
実際、ピープルカウントや購買データを分析すると、こうしたクロスMD導入エリアでは滞在時間が伸びる傾向があり、購入点数アップにもつながっているという結果も出ています。

「手に取りたくなる」仕掛けは五感にあり
“ついで買い”を誘発するポイントは、視覚・聴覚・触覚といった五感へのアプローチです。
•見やすいパッケージやポップ
•陳列に高さ・奥行きを持たせる
•試食・試供の設置
•店内BGMのテンポ調整(買い物のスピードに影響)
五感が刺激されると、脳はより注意を払い、無意識に“必要そうなもの”を探し始めるのです。

ついで買いは、
•報酬系が刺激されやすい売り場設計
•クロスMDによる連想誘導
•五感を使ったディスプレイ
といった“人間の脳のクセ”を理解した売場づくりによって、自然と発生するものです。
「つい買ってしまった」を、「買ってよかった」に変えるには、
•ストレスのない動線
•適度な発見
•お得感のある情報表示 が大切。
以前よりご紹介しているピープルカウントで得られる動線や滞在時間のデータも、こうした設計に活かせます!
“ついで買い”の仕組みを知れば、店舗づくりの見方がぐっと広がります。お客様の「買う気持ち」を自然に後押しするために、脳のしくみを活かしてみませんか?

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