前回の記事では、人流センサーと人数カウントカメラの違いについてご紹介しました。
人数カウントカメラは手軽に導入できることもあり、「どこまで使えるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
人数カウントカメラは、映像をAIで解析して人の通過や滞在を検知する仕組みです。比較的低コストで導入できたり、既存のカメラと兼用できるケースがあったりと、取り入れやすい点が特徴です。
たとえば、出入口を通過した人数のカウントや、時間帯ごとの来店傾向の把握といった用途であれば、カメラでも十分に活用できる場面はあります。「まずは大まかな人数を把握したい」という場合には、選択肢のひとつになります。
一方で、カメラによる人数カウントは、設置環境の影響を受けやすいという特徴もあります。照明の変化や逆光、人が重なって通過する場面などでは、カウントにばらつきが出ることもあります。設置角度や高さによっても精度が変わるため、安定した運用にはある程度の調整が必要になることもあります。
そのため、来店人数を正確に把握したい場合や、施策の効果検証などに活用したい場合には、少し注意が必要です。特に混雑しやすい出入口では、想定よりも誤差が出るケースもあります。
人流データを活用するうえでは、「どのくらいの精度が必要なのか」をあらかじめ整理しておくことが大切です。大まかな傾向を把握できればよいのか、それとも正確な人数データをもとに分析したいのかによって、選ぶべき方法は変わってきます。
より安定した計測が求められる場合には、人流センサーを検討するケースもあります。TOFセンサーのように距離情報をもとに人を検知する方式は、照明や影の影響を受けにくく、混雑時でも比較的安定した計測がしやすいのが特徴です。
人数カウントカメラも有効な手段のひとつですが、その特性を理解したうえで使い分けることが大切です。用途に合わせて適切な方法を選ぶことで、より活用しやすい人流データにつながります。
人流データの活用方法や、施設に合った計測方法については、こちらのページでも詳しくご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください!