「来客数は店員が数取り器を使用して数えているから。」とは、たまに伺う話です。
では、店員さんがカウントしたデータとは、どの程度正確なのでしょうか?
弊社で過去に調査したほとんどの店舗様では、精度?と呼べるようなデータを取られている店舗様はありませんでした。 いわゆる“ながら測定”では正しいデータを取るのは不可能と言っても過言ではありません。 マーケティングのデータの大原則は精度というよりは、まずはデータの安定性が重要となります。 精度が無くて良いという事ではなく例えば70%の精度でも、常に70%でデータが収集できることが重要という意味です。 実際の精度が、ある日の午前中は空いていたため精度が比較的高く90%、だんだん混んできて午後の3時までは50%、その後は大忙しで測ってなくて。 などでは意味がありません。
長年の勘(中には昨日今日の勘もあるかと思いますが・・・)=不安定であるという事実をまずは理解していただく事で安定したデータ収集が如何に大切かということを知ることが大切です。
長年の勘=誤ったデータを基に立てた戦略を実行することを考えると空恐ろしいことです。